State of Decay 2レビュー:次の物資調達で誰を危険にさらす?
食料を背負って帰る人が、簡単には代わりの利かない仲間だったら。いつもの物資調達にも重みが生まれます。
Zombie Defence Editorial Team ·
公式のPC版資料とゲーム画像に基づく編集部のレビューです。
食料が底をつきそうです。いちばん頼れる戦闘員は、コミュニティの車を支える整備士でもあります。その人を送り出すのは合理的。少なくとも、いつもの買い出しが新しい人材の募集につながりかねない状況になるまでは。
State of Decay 2の魅力が際立つのは、こういう場面です。一度に操作する生存者は一人でも、遠征の結果はコミュニティ全体に関わります。いちばん重要な装備選びは、誰を危険にさらす覚悟があるかという選択なのです。
戦闘、物資、人間が互いの都合に割り込むからこそ、このオープンワールドサバイバルは面白い。考えがいのある判断や、とっさの工夫が生きます。その一方で、お使いの繰り返しや管理作業もたっぷり。世界が終わっても、事務仕事は終わりません。

最強の生存者が、いちばん安全な選択とは限らない
生存者の技能や特性は、手に持つ武器以上の意味を持ちます。Automechanicsはコミュニティ全体の燃費を改善でき、Pathologyは感染への抵抗力を高めます。専門家を失うと、ほかの仲間が無理なく挑めることまで変わるわけです。
死んだ生存者は戻りません。新たな仲間で人数の穴は埋められても、同じ人物や育てた能力を取り戻せるわけではありません。大切な生存者を外に出すことは、コミュニティの将来の一部を賭けることです。
だから仲間集めにも、実用的な面白さがあります。互いの得意分野を補える人を集め、そのうち何を危険にさらすか決める。立派な銃も魅力的ですが、集団全員を感染しにくくする人材にも、説得力のある履歴書があります。

勝てる戦いでも、戦うべきとは限らない
危険な通りを抜ける手段には、近接戦闘、銃撃、ステルスがあります。考えたいのは、その戦闘が今回の目的に役立つかどうか。道を開くために弾を使うのは合理的です。ジャガーノートに度胸を証明するために使うなら、話は別でしょう。
近接戦闘でもスタミナという資源配分が問われます。疲れた一振り、回避、撤退が、同じ限られた余力を奪い合います。主武器とサイドアームを持てば対応の幅は広がりますが、外に持ち出さない銃を集めることより、出発前の準備が大切です。
戦闘の強みは、拠点の暮らしとつながっていることです。辛勝しても物資を使い込み、役立つ仲間が感染することがあります。資源のリュックを確保し、全員無事に逃げ帰るほうが満足できる場合も多い。倒した数が立派でなくても構いません。

明日の負担が減る拠点をつくる
拠点管理が、物資探しに目的を与えます。施設、備蓄、生存者の専門知識によって、コミュニティのできることが決まります。車を動かし続ける作業場があれば行動範囲が変わり、食料を生産できれば、毎回の遠征を緊急の買い出しにせずに済みます。
前哨基地を使えば、その計画をマップ全体に広げられます。資源を供給する前哨基地は継続的に物資を生み、強化すれば効果や技能訓練も充実します。すぐ使い道のない魅力的な品を持ち帰るより、影響力を安定した供給源に投じるほうが役立つこともあります。
改善が次の遠征を変える。これが管理要素の魅力です。ただし、必要なものは何度でも不足します。食料庫を埋め、装備を整備し、近隣のグループに対応することが無給の仕事に思えるなら、ゾンビが出てもその雑務は消えません。

脱出計画には燃料計がある
車があると物資調達の可能性は大きく広がります。トランクに戦利品を積めて、帰り道も速い。その代わり、新たな依存先も増えます。燃料と修理キットは、車が路肩の記念碑になる前に用意しておくほうが、ずっと役に立ちます。
荷造りでは、備えと拾った物を入れる余白の両立が必要です。弾薬や消耗品を増やせば、手の打ちようがない事態は減ります。でも、外に出る目的は何かを持ち帰ること。満杯の荷物も、その中身で問題を解決できてこそ成功です。
だから、ごく普通の道中がゲームを支えています。一つの明確な用事で出かけても、帰る頃には優先事項が変わり、車が壊れかけ、新しい仲間が増えているかもしれません。いちばん面白い話は、あと少しでうまくいった計画から生まれます。

起こした相手を、マップは忘れない
プレイグハートが勢力拡大を危険なものにします。その支配地域では近くの拠点や前哨基地を確保できないため、役立つ場所を使うには、先に襲撃が必要な場合があります。攻撃目標の選択が、別枠の戦闘リストではなく、物資計画そのものになるのです。
ハートは最初、休眠しています。目覚めると拠点に向けて感染を広める群れを送り出し、発生源を壊せば、そこが生んだ感染拠点は衰えていきます。発砲前から慎重さが役立つ仕組みです。片づける余裕もなく起こすと、準備不足のまま仕事だけ増えかねません。
人は残して、次の課題へ
レガシーを完了しても、コミュニティを手放す必要はありません。同じ仲間と物資ロッカーで続けることも、生存者をレガシープールに送ることもできます。別のコミュニティにそのベテランを迎えれば、それまでの歩みが実用的な形で次につながります。
長く遊ぶうえでは難易度設定も重要です。Action、Community、Mapは別々に調整でき、Curveballの設定では特殊なイベントを調整できます。もっと厳しい戦闘を求めても、暮らしの管理まで一律に同じだけ苦しくする必要がない。この柔軟さには意味があります。
友達は手伝える。ただし、世界の主はホスト
対応するプラットフォームやストアをまたいで、最大4人で協力できます。ほかのコミュニティを訪ねれば、探索や戦闘を分担しながら、自分のコミュニティ用の報酬も獲得できます。誰かの仲間を無事に帰宅させる手助けには、素直な達成感があります。
ただし制限は大切です。ゲストはホストの世界を訪れる形で、離れられる距離にも限界があります。一緒に移動し、一緒に問題に対処するつもりで遊びましょう。マップ中に散らばり、一つの共同集落を各自で運営したい友人同士には、あまり向きません。
内容は充実。ただし、日々の仕事も多い
持ち物の管理は以前より楽になりました。アップデート38では、拠点内でコミュニティ画面からほかの生存者の装備を確認・操作できます。ロッカーの並べ替えも便利です。整理の手間は減りましたが、つながり合う複数のシステムを理解する必要まではなくなりません。
Juggernaut Editionには自由なサバイバルに加え、物語主導のHeartland、防衛戦のDaybreak、Independence Packが含まれます。遊びの幅は広がりますが、中心にある価値は育て続けたいコミュニティです。物資調達の反復は、余計な水増しではなく、最初からこの遊びの一部です。
コンテンツ更新は2024年10月で終了し、11月にホットフィックス38.2が続きました。サポート問い合わせの受付も終了しています。買うなら、今あるゲームを評価しましょう。柔軟なサバイバルシステムは充実していますが、いつかの救済パッチを価値に織り込むべきではありません。

長所
- 取り返せない死が、一つ一つの戦闘をコミュニティの将来につなげる。
- 生存者の専門知識、施設、前哨基地が物資に戦略的な意味を与える。
- 難易度調整により、危険をどこまで求めるか選べる。
- 継続できるコミュニティと付属モードに、長く遊ぶ余地がある。
注意点
- 物資調達や近隣グループへの対応が、繰り返すお使いになりやすい。
- 絡み合う複数のシステムには、理解する根気と注意力が必要。
- 協力プレイはホスト中心で、離れられる距離にも制限がある。
- コンテンツ開発とサポート問い合わせの直接受付は終了している。
おすすめのプレイヤー
- アクションで、長く存続する生存者コミュニティを支えたい人向け。
- 戦って勝つことと同じくらい、撤退時の判断に面白さを感じる人に合う。
- 自由建築、短い独立したプレイ、運営まで完全に共有する協力プレイには不向き。
総評
State of Decay 2は、失うかもしれない人たちと結びつけることで、普通の物資に重みを与えます。誰を出すか、何を持たせるか、どれだけ持ち帰れるなら十分か。戦闘とコミュニティ管理の接点に、いちばん面白い判断があります。
雑務や協力プレイの制約があるので、誰にでも気軽に勧められるわけではありません。それでも、頼りない集団を少しずつ強くするのが好きなら、Juggernaut Editionには、もう一度出かけるだけの理由があります。そして、生きて帰る理由も。
PC本編(Juggernaut Edition)
レビュー評価: 8.3 / 10
- 戦闘
- 9.2 / 10
- 成長要素
- 8.8 / 10
- 使いやすさ
- 7.2 / 10
- 価格に見合う内容
- 8.1 / 10
Windows PC / Steam。シングルプレイおよび最大4人のオンライン協力プレイ。
Heartland、Daybreak、Independence Packを収録。Homecomingのコンテンツも含みます。
2024年11月26日のホットフィックス38.2までを評価。コンテンツ更新とサポート問い合わせ受付は終了しています。
この評価はPC版が対象です。Xbox本体での動作性能は評価していません。
評価は、該当する戦闘・成長要素・使いやすさ・価格に見合う内容の平均を、小数第1位に一度だけ丸めたものです。比較記事ごとの相性は含みません。
死亡した生存者は戻ってきますか?
通常のプレイでは死亡は永久的です。同じ人物が復活するのではなく、残ったコミュニティで続けます。レガシープールは生きている生存者を後で迎え入れるための仕組みで、死者を生き返らせるものではありません。
キャンペーン全体を共同のセーブデータで遊べますか?
いいえ。各プレイヤーは自分の生存者を連れて、ホストのコミュニティを訪れます。クロスプレイは最大4人に対応しますが、ゲストの行動範囲はホストとの距離に制限され、共同所有の世界を独立して運営する形式ではありません。
Juggernaut Editionには何が含まれますか?
PC版にはメインの自由なサバイバル、ストーリーキャンペーンのHeartland、防衛モードのDaybreak、Independence Packが含まれます。Homecomingの内容も収録されており、これらの追加コンテンツを別々に買う必要はありません。
もっと気楽に生き残れる設定はありますか?
はい。Green Zoneなら比較的穏やかに始められ、Action、Community、Mapの設定も個別に変えられます。Curveballの設定では、イベントの発生頻度、傾向、影響の強さも調整できます。
ブラッドプレイグが完全に発症しても、休めば治りますか?
いいえ。部分的な感染は休息で取り除けますが、完全に発症した場合は医療物資とプレイグサンプルから作る治療薬が必要です。治療の準備をする間、医療施設に入れて状態を安定させることはできます。
出典
- 公式PC版の商品情報、収録内容、ゲーム画像ギャラリー ·
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