Deadly Days: Roadtripレビュー:まず荷造り、パニックはその後

荷物が大仕事をこなすゾンビ旅行。欲張って立ち寄った次の場所が、手痛い失敗の始まりになる。

Zombie Defence Editorial Team ·

公式資料とゲームプレイ画像に基づくレビュー。

世界の終わりで、ついに荷造りの才能が役立つようになった。Deadly Days: Roadtripでは、扱いにくいバックパックを持ち運べる災厄へと変えられる。次の仕事は、その美しい配置がゾンビだらけの通りでも通用するか確かめることだ。

本作はDeadly Daysのアクション寄りの作品で、初代のように生存者の集団を管理するゲームではない。ひとりのサバイバーを危険の中で動かし、その装備を軸に構成を練り、バスを走らせ続ける。面白いのは、銃声と銃声の間に勝負の多くが決まるところだ。

駐車車両の間で生存者がゾンビと戦い、巨大なオレンジ色と白色の弾が街路を埋めている。
2025年9月の公式画像。荷造りパズルの成果が、常識外れの火力として画面にあふれる。 · Pixelsplit / Sidekick Publishing

バックパックこそが武器になる

アイテムは実際にマスを占有するため、強い装備を見つけても問題の半分しか解決しない。装備は隣接マスや指定マスに作用するので、置く位置にも意味がある。整然としたバッグが弱い構成になる一方、いびつな配置で全体が見事にかみ合うこともある。

大切なのは、どの武器の数字が一番大きいかだけではない。補助アイテムの効果がどこに届くか、新しい装備で既存の連携が崩れないか、そのために何を動かす必要があるかを考えたい。空きマスは見栄えの悪さではなく、使える資源になる。

クラフトは、こうした並べ替えに目的を与える。装備を組み合わせて強い道具を作れば、バッグに必要なものも変わる。空中投下の補給品は弱点を補う次の機会だ。作業台にはP.I.Z.Z.A. Launcherまである。非接触の宅配サービスも、ずいぶん攻撃的になったらしい。

装備で埋まったインベントリの隣に保管武器と作業台があり、P.I.Z.Z.A. Launcherのプレビューが表示されている。
限られた場所に装備を収め、連携を保ち、次の怪しい発明の分まで空けておきたい。 · Pixelsplit / Sidekick Publishing

楽観主義ではバスは走らない

各停車地は戦場であると同時に、接客が最悪の買い物場所でもある。経験値と物資を集め、燃料を探し、いつ出発するかを決める。長居すれば強くなれる可能性はあるが、チェックリストを埋めるだけでなく、増大する危険への対処も必要になる。

ルートマップは、その判断にもう一段大きな意味を持たせる。次の目的地を選ぶ前に燃料と戦利品の見込みを比べ、ステージ補正も読んでおきたい。経験値増加なら難しい場所に挑む理由になるが、Reaperの出現が早まるなら、のんびり物色できる時間は短くなる。

郊外、森、都市、草原を通る分岐マップ。Pine Hollowが選択され、燃料と戦利品の指標が見える。
今の周回に必要なものを基準に停車地を選ぶ。魅力的な寄り道より、燃料の方が大切なこともある。 · Pixelsplit / Sidekick Publishing

生存者を選び、組み立てる課題を選ぶ

サバイバーは顔写真だけでなく、装備構成の出発点も変えてくれる。Bushyは敵を根で拘束する種を使い、拘束中の標的へのクリティカルに利点がある。そのため、光って見える強化を無関係に集めるより、集団制御と相性のよいダメージ補正を組み合わせる方が筋が通る。

道化師Pennyは敵を追う風船を放ち、海岸アップデートでは通常のダッシュをサーフボードに置き換える生存者も登場した。空間を制御する、発動効果を連携させる、違う方法で移動する。こうした変化は、単にダメージの合計を増やす以上の理由を次の旅に与えてくれる。

失敗にも買い物リストがある

拠点に戻れば、永続強化で次の出発に備えられる。キャラクター固有アイテムのステッカーはリンゴで購入でき、周回をまたいで残る。使い慣れた生存者をさらに伸ばすか、別の生存者特有の仕組みを試すか、意味のある選択になる。

アイテムの除外も有効な手段だ。作業台で解放すれば、不要な装備を今後の戦利品候補から外せる。周回履歴にはバックパックと成績も残る。この二つがあれば、無謀な買い物の責任を近くのゾンビに押し付けるだけで終わらない、もう少し実りある反省ができる。

途中再開は日の区切りが基本で、各日の開始時と終了時にセーブされる。ミッションの一秒一秒が保存されると思い込まず、その切り替わりに休憩を合わせよう。旅には一息つける場所があるが、どこで席を離れるかは意識して選びたい。

開かれた強化用の本に、リンゴで購入する回収範囲の強化、各種アイコン、未解放の枠が表示されている。
リンゴは旅と旅の間の永続強化に使う。次の出発は、少し有利な条件から始められる。 · Pixelsplit / Sidekick Publishing

走り続ける先に目的地がある

現行版には、MKing Corpを襲撃する終盤コンテンツのHeadquarters Runがすでに入っている。複数回の周回で準備し、多段階の最終作戦に挑む形だ。積み重ねた強化に到達点が生まれ、準備中にはMKing Response Levelの上昇がプレッシャーを加える。

Endless ModeとWeekly Modeは違う欲求に応える。Endlessは耐久戦を延ばし、Weeklyは全員共通のキャラクター、採点ルール、補正を用意する。お気に入りの構成を目を閉じても組めるほど習慣化した頃に、即興で考えるよいきっかけになる。

駐車場で生存者が大型の敵と戦い、赤いボス体力バー、明るい光線、青い攻撃範囲が表示されている。
ボス戦では、大群をなぎ払うだけでなく、集中した脅威に対処できる構成かが問われる。 · Pixelsplit / Sidekick Publishing

友人を誘うなら、粗さも見込んでおこう

Bite & Brightアップデートで2人用のローカル協力プレイが加わり、Steam Remote Play経由ならオンラインでも共有できる。一方のプレイヤーにはコントローラーが必要だ。開発元は1.0までこの協力モードをベータとしている。すでに遊べる追加要素だが、開発作業はまだ残っている。

普段のプレイで大きな負担になるのは注意の配分だ。大量の弾は敵の予兆と視界を奪い合い、インベントリでは効果の確認と配置の見直しが求められる。最近の更新でツールチップやコントローラー操作は改善されたものの、慌ただしい移動と落ち着いたメニュー操作を行き来する魅力は変わらない。

暗い街の交差点で、生存者が電撃、弾、経験値アイテム、近づくゾンビに囲まれて戦っている。
夜になれば帰り道もひとつの課題になる。バスの内装が急に素晴らしく思えてくる。 · Pixelsplit / Sidekick Publishing

今、遊べる内容はどこまでか

2026年10月14日時点で、本レビューの対象はSteamのWindows PC早期アクセス版。最新の公開パッチは0.22.1だ。基本の旅の流れ、永続成長、Headquartersの最終作戦、EndlessとWeeklyの各モード、ベータ版の協力プレイがすでに含まれている。

バージョン1.0は2026年10月29日に、PlayStation 5版とXbox Series X|S版とともに登場予定。これらは今後の発売であり、本レビューが扱う追加プラットフォームではない。早期アクセス購入者にはSteam版1.0への無料更新が告知されている。今ある中心的な仕組みは、将来の追加要素で救済される必要はない。

長所

  • バックパック内の配置が装備同士の意味ある連携を生む
  • 燃料、撤退、ルート選びが単なる時間制限以上の駆け引きになる
  • 生存者の仕組みと永続強化が異なる構成目標を支える
  • Headquarters、Endless、Weeklyが周回にそれぞれの目的を与える

注意点

  • 説明を読み、装備を並べ替える時間がアクションの流れを中断する
  • 派手なエフェクトの中で位置取りと敵の予兆を見る必要がある
  • 評価対象の早期アクセス版では協力プレイがまだベータ段階

おすすめのプレイヤー

  • 大群を撃つのと同じくらい、アイテムの相乗効果を組むのが好きな人
  • ルート計画と撤退の判断も欲しいサバイバー系ゲームのファン
  • 発展途上の早期アクセス作品で構成を試行錯誤したい人

総評

Deadly Days: Roadtripは、作品がひしめくサバイバー系ジャンルに明快な答えを出している。荷造りを戦闘技術に、出発を戦術判断に変えるのだ。優れた仕組みが互いを支え、次のアイテム、次の停車地、次の生存者にそれぞれ意味を与えている。

特に勧めたいのは、構成をいじるのが好きで、そのための中断も受け入れられる人だ。ばかばかしい武器の組み合わせに惹かれ、その周囲の気持ちよい選択を楽しめばいい。ただし、バスの燃料が空になったら、完璧に整理されたリュックも慰めにはなりにくい。

PC基本ゲーム

レビュー評価: 8.1 / 10

戦闘
8.1 / 10
成長要素
8.5 / 10
使いやすさ
7.6 / 10
価格に見合う内容
8.0 / 10

SteamのWindows PC早期アクセス基本ゲーム。2026年10月14日時点の公開パッチ0.22.1までを評価。

初代Deadly Days、別配信の体験版、Supporter Packは採点対象外。

正式版とコンソール版は2026年10月29日予定で、評価日時点では未発売。

PC基本ゲーム ↗

評価は、該当する戦闘・成長要素・使いやすさ・価格に見合う内容の平均を、小数第1位に一度だけ丸めたものです。比較記事ごとの相性は含みません。

Roadtripは初代Deadly Daysと同じゲーム?

違う。初代Deadly Daysは生存者の集団管理が中心。Roadtripは生存者を直接操作し、装備を配置しながらゾンビだらけの場所を旅する独立したアクション・ローグライトだ。片方を買っても、もう片方を買ったことにはならない。

Deadly Days: Roadtripは早期アクセスを終了した?

本レビューの確認日である2026年10月14日時点では、まだ終了していない。SteamのWindows版は早期アクセス中。Pixelsplitは1.0を2026年10月29日予定とし、既存の早期アクセス購入者には無料更新を告知している。

周回を保存して後から再開できる?

できる。途中再開には各日の開始時と終了時のセーブを使う。その区切りを意識して休憩を取ろう。進行中のミッションを離れた瞬間から、そのまま再開できるという意味ではない。

協力プレイやオンラインマルチプレイはある?

2人用ローカル協力プレイがあり、Steam Remote Play経由でオンラインでも遊べる。一方にはコントローラーが必要。1.0前のこのモードはベータ扱いで、Remote Play対応を独立したネイティブのオンラインマッチング機能と混同しないようにしたい。

現行PC版には何が含まれている?

早期アクセス版には旅とバックパック構築、永続強化、生存者の解放、ボス、Headquartersの終盤コンテンツがある。Endless Mode、Weekly Mode、ベータ版協力プレイも利用可能。本レビューでは約束されている将来の内容は採点していない。

出典