Brotatoレビュー:次のウェーブはショップで勝つ

武器は6つ、ポテトは1体。買い物の結果はすぐ戦場に出る。

Zombie Defence Editorial Team ·

公式資料とゲーム画像に基づくレビューです。

Brotatoは、買い物も立派な戦闘スキルだと教えてくれる。派手な出番はエイリアンに譲るが、悪い買い物は敵の到着前から被害を出す。武器を6つ持てるのは気前がいい。魅力的な強化が、それぞれ別の能力値を要求し始めるまでは。

このコンパクトなアリーナ型ローグライトの魅力は、襲撃をしのぎ、被害を見直し、解決策を買うことだ。主役のポテトはおかしい。でも判断は意外とシビア。安くて実用的な強化と、どう考えても無茶なのに楽しそうな一品が並ぶと、なおさら悩ましい。

灰色のアリーナで、ポテトが密集したエイリアンに射撃している。地面には緑色の素材が散らばっている。
大群を倒し、素材を拾い、次のウェーブに何が必要か決める。 · Blobfish / Steam

次のアイデアの資金はウェーブで稼ぐ

基本のリズムは実に明快だ。武器は自動発射で、手動照準も選べる。プレイヤーはエイリアンの間を抜け、素材を拾う。ウェーブは20~90秒。終わるとショップで戦闘が中断され、次のラウンドをどう乗り切るか、こちらに責任が回ってくる。

この休憩が、移動にもう一つの目的を与える。安全な経路は命を守るが、有益な経路なら素材にも届く。効率よく倒し、賢く回収すれば、ショップで選べる解決策が増える。延々と逃げ続けるのも生存戦略だが、予算はどうにも心細い。

代償はゲームの構造そのものにある。画面を埋める無双状態を途切れず楽しみたい人には、買い物のたびに止まる流れが面倒かもしれない。Brotatoが求めるのは、アクションと計算の往復。買う物を決める時間が邪魔なら、最大の長所が最大の不満にもなる。

第12ウェーブ。浮かぶ拳を装備したポテトが、緑色の素材と赤い出現マーカーの近くでエイリアンと戦っている。
近接ビルドでも、戦利品を回収する安全な経路は必要だ。 · Blobfish / Steam

記念品ではなく、解決策を買う

ショップには武器とアイテムが並び、素材を使う品ぞろえ更新と、商品を残しておくロック機能がある。重要なのは、そのアイテムが強そうに見えるかどうかではない。前のウェーブで危うく倒されかけた原因を、その買い物で解消できるかどうかだ。

敵の接近に処理が追いつかないなら、先を見越した投資はいったん待てる。火力は足りているのにミスの代償が大きいなら、防御にも目を向けたい。棚を何度も入れ替えることに全財産を使うと、肝心の買い物かごは空のままになる。

PC版のNew Dawnでは、1プレイにつき最大8個のアイテムを禁止する機能が追加された。Danger 3以上で勝つと解放され、慣れたプレイヤーが品ぞろえを調整する手段になる。ただし、方針のないビルドが急にまとまる魔法ではない。

6つの枠には、共通の方針が欲しい

多彩な武器を並べるのは楽しそうだが、必要な能力値が共通していれば買い物は判断しやすい。近接、遠距離、属性系を混ぜる前に、どの強化がどの武器に効くのか考えよう。一つずつは面白くても、集まると何も決められない会議になりかねない。

公式PC画像は選択肢の違いをよく示している。拳なら近づいて戦い、銃なら距離を取り、タレットを並べればダメージの発生地点そのものが変わる。敵の圧力に対する別々の答えだ。6枠を埋める前に、装備で何を解決したいのか決めたい。

毎回のプレイを表計算の試験にしなくても、実験する余地はある。使い慣れた構成の一部だけを変え、その変更が残りの装備に何を求めるかを見る。面白さは、立派な道具を6つ集めることより、筋の通ったアイデアを見つけることにある。

第15ウェーブ。レンチとドライバーを持つポテトが、複数のタレットと地雷の間を移動している。
エンジニアリングはアリーナを射撃拠点のネットワークに変える。 · Blobfish / Steam

銃を買う前に、ポテトの説明を読む

キャラクターが変わると、装備のパズルもありきたりではなくなる。現在のPC版ならBeast Masterが分かりやすい。このキャラクターは武器の代わりにペットを使う。銃を6つ買う計画は即座に無意味になり、最初の敵が現れる前から別の作戦を要求される。

Woundedは、その発想を自分から苦労を背負う方向へ進める。初期のTardigradeによる保護を使い切ると、一発の被弾で倒れる。ショップや木箱には防御アイテムも出ない。これは熟練者向けの課題で、アリーナに慣れるための最初のおすすめではない。

こうした極端な例は、キャラクターの多さを数字で語るより分かりやすい。良いキャラクターは、何を重視し、何を無視できるかを変えてくれる。まずはルールを読むこと。逆らって買い物をすると、余った素材が驚くほど効率よく後悔に変わる。

第7ウェーブ。ポテトが炎上するエイリアン、白い命中エフェクト、散らばる素材の中で戦っている。
炎と重なる命中表示を見れば、簡素なアリーナがすぐに混み合う理由が分かる。 · Blobfish / Steam

選択肢を増やし、さらに厳しい問いへ

PC版の進行には、再挑戦の具体的な目標がある。Paws & Clawsのペットには解放課題が用意され、例えば遠距離ダメージで威力が伸びる武器を6つ装備するとCatling Gunが解放される。なんとなく好成績を出して報酬を待つより、狙いを定めた実験につながる。

Codexには武器、アイテム、敵の情報がまとまり、セーブプロフィールで進行を分けられる。PC版には、そのセーブでの実績獲得を無効にする代わりに、すべてを解放する選択肢もある。条件を一つずつ満たすより、組み合わせを研究したい人には便利な抜け道だ。

逆の極にあるのが、Danger 5より上のNightmare。強化された敵に加え、環境からの弾幕や霧のイベントが登場する。大きな追加挑戦だが、難しければ良いとは限らない。敵の体力、ダメージ、速度を調整することで、また遊びたいと思える難度を探す方法もある。

第20ウェーブ。刃物を装備したポテトが、小さな敵に囲まれた大きな赤いエイリアンと対峙している。
終盤の脅威は、魅力的な武器一つではなくビルド全体を試す。 · Blobfish / Steam

友達を呼ぶなら、渋滞も覚悟

PC版は最大4人のローカル協力プレイに対応し、SteamにはRemote Play Togetherも記載されている。混乱を共有できるのはうれしい。ただし公式の4人プレイ画像を見ると、狭い戦場でエフェクト、タレット、敵味方が注意を奪い合うという代償もよく分かる。

Brotatoは背景をシンプルに保ち、ビルドを主役に据える。その集中力は長所だが、繰り返し訪れるアリーナは、探索や物語のキャンペーンを求める人を満たしにくい。変化の中心は次の美しい目的地ではなく、そこで下す判断にある。

第20ウェーブ。四隅にそれぞれの体力が表示された4人のプレイヤーが、タレット、エイリアン、赤い弾の中で戦っている。
PCの4人ローカル協力では、ポテトも画面の渋滞も増える。 · Blobfish / Steam

アプリも武器と同じくらい慎重に選ぶ

ここで説明したPCの仕組みを目当てにするなら、有料のSteam基本ゲームが最も分かりやすい。無料アップデートには既にペット、アイテム禁止、Nightmareが含まれる。Abyssal Terrorsは別売り。買い物のリズムが自分に合うか迷うなら、まず基本ゲームから始めたい。

AndroidにはErabitの別々のアプリが二つある。無料のBrotatoには広告とアプリ内購入の表示があり、Brotato: Premiumはダウンロード時に購入が必要で、こちらにもアプリ内購入がある。Premiumという名前を、すべての拡張が入っている約束と受け取らないようにしたい。無料アプリと同じ購入モデルでもない。

今回扱うiPhone・iPad版は無料のBrotatoアプリだ。ストアにはVIP、広告削除、通貨、DLCの購入が並ぶ。Brotato:Premiumは別の有料アプリで、アプリ内購入にはAbyssal Terrorsがある。購入前にはアプリの正式な名称まで確かめよう。

無料ダウンロードは試しやすい一方、任意の購入が入ると費用対効果の判断は複雑になる。モバイルの説明ではオフラインで遊べるが、クラウド保存はオンライン時のみ。アイコンが同じポテトでも、PCの協力プレイ、更新内容、細かな機能まで自動的に同じにはならない。

長所

  • 短いウェーブのおかげで、買い物の目的と結果がすぐ分かる。
  • キャラクターの制約が、似たアリーナを異なるビルド課題に変える。
  • PC版の禁止機能、Codex、難度設定が狙いを持った実験を支える。

注意点

  • 頻繁な買い物が、途切れず大群を倒す勢いを止める。
  • 込み入ったエフェクトと同じアリーナの反復で、見た目の変化は限られる。
  • モバイルの無料版とPremium版は、購入前の確認が必要。

おすすめのプレイヤー

  • 戦闘の合間に判断を下すのが好きなビルド研究派。
  • 同じアリーナを別の計画で遊び直したい人。
  • PCで4人のローカル協力プレイを楽しみたいグループ。

総評

Brotatoは、ビルドが動く姿を見るだけでなく、その仕組みを診断するのが好きな人に勧めやすい。短い買い物休憩を重要な時間に変えるのが最大の技だ。ここで紹介した機能ならPC基本ゲームを、モバイルなら正確なアプリを確認して選ぼう。

有料PC基本ゲーム

レビュー評価: 9.0 / 10

戦闘
8.9 / 10
成長要素
8.7 / 10
使いやすさ
9.1 / 10
価格に見合う内容
9.3 / 10

Windows、macOS、Linux向けの有料Steam基本ゲーム。公開済みの基本ゲーム更新はパッチ1.1.15.4までを対象に、2026年10月14日に確認。

Abyssal Terrorsは別売りの有料DLC。基本ゲームの評価には公開済み無料アップデートを含み、拡張コンテンツは含めません。

有料PC基本ゲーム ↗

Android無料版

レビュー評価: 8.2 / 10

戦闘
8.8 / 10
成長要素
8.3 / 10
使いやすさ
8.0 / 10
価格に見合う内容
7.8 / 10

Erabit Studiosの独立した無料Androidアプリ。広告とアプリ内購入があり、Google Playではランダムなアイテムを含む購入も表示されています。

オフラインプレイ対応。クラウド保存にはインターネットが必要です。PC版との同等性やDLCの所有は前提にしていません。

Android無料版 ↗

Android Premium版

レビュー評価: 8.8 / 10

戦闘
8.9 / 10
成長要素
8.7 / 10
使いやすさ
8.6 / 10
価格に見合う内容
8.8 / 10

Erabit Studiosの独立した有料AndroidアプリBrotato: Premium。Google Playにはアプリ内購入の表示がありますが、確認した公開ページには全商品の一覧はありません。

オフラインプレイ対応。クラウド保存にはインターネットが必要です。有料ダウンロードが全拡張の同梱を意味するわけではありません。

Android Premium版 ↗

iPhone・iPad無料版

レビュー評価: 8.2 / 10

戦闘
8.8 / 10
成長要素
8.3 / 10
使いやすさ
8.0 / 10
価格に見合う内容
7.8 / 10

iPhone・iPad向けの無料Brotatoアプリ。App Store IDは6445884925。広告に加え、VIP、広告削除、通貨、Abyssal Terrorsなどの任意購入があります。

App Store ID 1668755109のBrotato:Premiumは別の有料製品で、今回採点する版ではありません。

iPhone・iPad無料版 ↗

評価は、該当する戦闘・成長要素・使いやすさ・価格に見合う内容の平均を、小数第1位に一度だけ丸めたものです。比較記事ごとの相性は含みません。

Brotatoでは自分で狙う必要がありますか?

いいえ。初期設定では武器が自動発射されます。PC版とモバイル版の説明には手動照準もあり、自分で攻撃を向けることもできます。大群の間を抜け、安全に素材を拾える経路を選ぶことが主な仕事です。

1プレイはどれくらいかかりますか?

公式説明では1プレイ30分未満、各ウェーブは20~90秒が目安です。ショップで買い物を考える時間によって全体の長さは変わります。PC版には通常のプレイ後も続けられるエンドレスモードがあります。

Brotatoはマルチプレイに対応していますか?

Steamでは最大4人のローカル協力プレイが可能です。Remote Play Togetherも記載されています。友達とアリーナを共有したいなら、まずPC版を選択肢にするとよいでしょう。

無料モバイル版の購入はPremiumの購入と同じですか?

いいえ。AndroidとiOSには無料アプリと有料アプリが別々にあります。無料版には任意購入があり、Android無料版には広告の表示もあります。無料アプリ内の購入で、別アプリのPremiumも購入したことになるとは考えないでください。

Brotatoを買うとDLCも付いてきますか?

Steam基本ゲームとAbyssal Terrorsは別売りです。有料iOSアプリでもAbyssal Terrorsはアプリ内購入として掲載されています。Android Premiumにもアプリ内購入の表示があるため、全部入りだと思わず、現在のアプリ内オファーを確認しましょう。

出典